2011年10月4日火曜日

装飾カーテンレールの 取り付け位置


サッシの上に壁(下がり壁)ある場合、カーテンの取り付け位置は思案のしどころです。
機能レールで窓枠に天付け(上枠の下)にして、枠内で納めるか。
もっとも一般的に枠に外付けするか、装飾レール(カーテンロッド)にするか。


サッシの大きさ:ワイド250cm、高さ220cm。装飾レール:直径3cm長さ330cm。


これは自分で設計した自宅のリビングの窓ですが、カーテンロッドの取り付け位置には、
現場で最後まで迷いました。

左)現況      右)シュミレーション
写真左が最終の施工写真で、結局カーテンロッドを窓枠よりも少し高い位置につけました。
右は比較のためにつくった、通常の窓上すぐに取り付けた場合のシュミレーション写真。

この現場は吹き抜け部分で、サッシ上の壁が大きいボリュームがあるので、
カーテンの取り付け位置で全体をまとめています。

上の写真右のタイプですと、高さが低く、
カーテンだまりとのバランスからも少し重い感じ。
かといって、2Fまでの吹き抜けなので、
天井から吊るすとカーテンの高さが6m近くになってしまうし、
洗濯のための取り外しも自由にできなくなります。

そこで、周りの出入り口の高さなどのバランスもみて、
カーテンロッドを窓枠の30cm程度上に取り付けました。
その事により、よりダイナミックな感じになり、取り外しも可能。
へやも広く感じられます。

高さ方向でA30cm、幅方向でブラケット位置をB10cm
ロッドはブラケットより30cm+して作っています。



カーテンを壁より出して取り付けてあることもあり、
カーテン上部裏に壁がある部分もパキッとした影にならず、
間接光の様な効果があらわれて、
やわらかな雰囲気の窓辺になりました。


真ん中のブラケット。壁からロッドの中心で約10cm。